前回からの続きです。
Zephyrの開発環境
Nordic社の無線マイコンをRTOS「Zephyr」を使って開発を始めるには、以下のソフトウェアのインストールが必要です。
〇nRF Command Line Tools
〇nRF Connect for Desktop
〇Visual Studio Code
これらは全て無償で使用できますので安心ですね!
ただし、3つもインストーラーを起動しなければならないので複雑でチョット面倒…。
自分自身への備忘録としての意味合いが強いですが、以降、各々のインストール方法を書いていきます。
「nRF Command Line Tools」のインストール
「nRF Command Line Tools」は、プログラムの開発やデバッグに使用される、その名の通りコマンドラインで使用されるアプリケーションです。
具体的には、ビルドの結果出力されたHEXファイルの編集などの機能を持っているようです。
まずは、インストーラーのダウンロードです。
以下のページにアクセスします。
このページを少し下にスクロールして行くと…
https://www.nordicsemi.com/Products/Development-tools/nRF-Command-Line-Tools/Download
インストーラーへのリンクの表示があります。
ここで「nRF-Command-Line-Tools-xx.xx.x-x64.exe」の表示をクリックします。
「nrf-command-line-tools-xx.xx.x-x64.exe」というファイルがダウンロードされます。
これをダブルクリックしてインストーラーを起動しましょう。
インストーラーが起動すると、まずはライセンスの確認と承諾です。
「I agree to the license terms and conditions」のチェックボックスをチェックしてから「Install」ボタンをクリックしてください。
以下のダイアログが表示されますので右下「Next」ボタンをクリックしましょう。
またまたライセンスの確認と承諾!?
「I accept the license terms in the Liceense Agreement」のチェックボックスをチェックしてから「Next」ボタンをクリックです。
ここからしばらくは、特に事情がない限りは赤い○をクリックしていくだけで作業は進みます。
これで「nRF Command Line Tools」のインストールいっちょ上がりです。
「nRF Connect for Desktop」のインストール
「nRF Connect for Desktop」は、プログラムの開発やデバッグに使用される、様々なユーティリティやテストプログラムのフレームとかなんとか…?
でも、一番重要なのは評価ボードに内蔵されているデバッガである「J-Link」のドライバーもこれに含まれていることです!
まずは、インストーラーのダウンロードです。
以下のページにアクセスします。
このページを少し下にスクロールして行くと…
https://www.nordicsemi.com/Products/Development-tools/nRF-Connect-for-Desktop
「Downloads」というバナーがありますので、これをクリック。
すると、インストーラーへのリンクの表示まで飛ばされます。
ここで「nrfconnect-setup-x.x.x-x64.exe」の表示をクリックします。
「nrfconnect-setup-x.x.x-x64.exe」というファイルがダウンロードされます。
これをダブルクリックしてインストーラーを起動しましょう。
なにやら始まった…。
まもなく「J-Link」のインストールが始まります。
ここからしばらくは、特に事情がない限りは赤い○をクリックしていくだけで作業は進みます。
「J-Link」のインストールが始まります。
以下の表示が現れると「J-Link」、それと同時に「nRF Connect for Desktop」のインストールも完了です。
「Finish」ボタンをクリックしてインストーラーを終了させましょう。
このとき、パソコンの画面上に見知らぬ表示が現れていると思います。
こいつが「nRF Connect for Desktop」というヤツでして、必要に応じて開発で使用する様々なアプリケーションやツールを追加インストールするためのランチャーとなっています。
今は、必要がないので消してしまっても大丈夫です。
必要になった時は、デスクトップ上にアイコンが作られていますので、ここから起動できます。
今回は「nRF Command Line Tools」と「nRF Connect for Desktop」のインストールを行いました。
Zephyrのための開発も残るは「Visual Studio Code」のみ。
結構簡単じゃね?って思わせてか~ら~の!
これから先が面倒だったりします。
<続く>
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