2022年8月12日金曜日

ML62Q1000マイコン スタータキット

仕事でSigfox(LPWAの一種)を使用するという話になって、マイコンと無線が一体型になっているSoCがないかな~と探していたところ、ラピステクノロジーさんが今度そういう石を出すという噂をキャッチ。

(「ML7456N」っていう型番らしい。)


ところがこのSoC、マイコン部分が今流行りのARMではなく、独自コア「U16」を採用しているとのこと。


言ってはなんだけど、マイナーなコアなので(ていうか、ARM以外は全てマイナーと呼ばれる寒い時代)市場にリアルタイムOSの類は見当たらない。

ならば、TOPPERS/ASPカーネルをブチ込んじまおう!と、購入したのがこのキット。

ここから購入。自腹!


ML62Q1000マイコン スタータキット
(マイコンの型番は「ML62Q1577」)


このキットに搭載されている「ML62Q1577」が、お目当てのSoCに積まれているのと同じ「U16」コアを採用した製品。

つまり、これの上でTOPPERS/ASPカーネルを動かしてしまえば、もう準備万端。

件のSoCのリリースを待つばかり。

なので、チャチャっと(…ではないな。結構苦戦した。)カーネルを移植。

ところがだ…。

代理店さんを経由して尋ねたところ、件のSoCについては、ラピステクノロジーさんは月数万のロットでなければ相手にしてくれないとのこと。

ウチみたいな零細メーカーじゃ絶対無理だね。

残念~。


加えて、Sigfox自体、製品への採用を頓挫したので、せっかく作った「U16」用のTOPPERS/ASPカーネルもどのみちお蔵入り確定。


勿体ないから、現在ここで公開できるようにデバッグ中。

(いまのところ安定して動いているみたい。)

0 件のコメント:

コメントを投稿

Simplicity Studioを使ってみた! その3

前回からの続き です。 このテーマを最初からご覧になる場合は こちら からどうぞ。 「Simplicity Studio」でプログラミング インストールしたSilicon Labs社のマイコン用の統合開発環境「 Simplicity Studio 」で、テストプログラムを動かして...